旧基準機の設置期限が延長【2021年】

今回は【旧基準機の設置期限延長】についての記事になります!

新型コロナウィルスの影響により「旧基準機」の1年間の設置延長が決定したらしいのです(正確には最大で10か月程度の延長)

ユーザーや店側の双方にとって今回の内容はかなりの【朗報】です。

『ミリオンゴッドはどうなるの?』『沖ドキは?』など機種毎に説明いたします!

尚、今回の内容は少しややこしいので簡素化してできるだけ分かりやすく説明していきます。

スロット旧基準機の設置期限延長の理由

そもそもどうして【旧基準機】の延長がされたのでしょうか?

※記事を一部抜粋します

パチンコ旧規則機の撤去期限、警察庁が1年間の延長を認める

警察庁は5月14日、国家公安委員会規則の一部を改正し、原則的に最大2021年1月末までとしていたパチンコ、パチスロ旧規則機における認定、検定の有効期限について1年間の延長を認めた。旧規則機の撤去期限が後ろ倒しとなったことで、ホール企業に今年、重くのしかかっていた機械入替の負担が一部、軽減されることとなる。

設置期限の延長が認められる遊技機は、改正規則の施行日以降に認定、検定が切れる旧規則機が対象。規則の改正を受け、業界団体側は今後、期限内に遊技機の計画的な入替を推進するための具体的な施策を決める予定だ。

改正理由について警察庁は「新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、改正後の基準に係る遊技機への入替が困難となっており、また、入替等に伴う感染拡大の防止を図る」ためとしている。

引用元【Green Belt】

https://web-greenbelt.jp/post-38216/

記事を読んだだけだと…『さっぱり意味が分からない!どう変わるの?』という感じがします…

正直、私が読んでも疑問点がかなりあったので色々調べました

かなりややこしくて混乱しそうなので…自分なりに解釈して超簡素化して説明していきたいと思います!

まず今回の「新型コロナウィルス」の影響により

  • 全国的な営業自粛にともないパチンコ店の営業状態がひっ迫している
  • 入替作業時の感染拡大の防止
  • 新台の生産・供給に遅れが生じている

ということです。確かに来年2021年の1月末までに撤去しなければいけない遊技機が多数あることにより「入替費用」も莫大にかかるのは明らかです。

同時にメーカーも工場停止により新台の生産が遅れているため、これから検定(認定)が切れていくスピードに対応していくことは難しいでしょう。

では変更によりどの機種がどう変わるのか?順を追って説明します!

高射幸性遊技機は対象外

まず残念ながら今回の延長措置の中に【高射幸性遊技機】は含まれていません。

ちなみに【高射幸性遊技機】とは著しく射幸性が高く2万枚以上の差玉実績のある機種です。

それに伴い現在設置されているものは1日でも早く減らしていきましょうという警察庁からの悪い意味でお墨付き機種です。

機種本来の撤去日延長後の撤去日
ミリオンゴッド凱旋2020年11月17日2020年11月17日
黄門ちゃま喝!2020年10月06日2020年10月06日
サラリーマン番長2020年08月10日2020年08月10日

『なんだ!延長はなしかいっ』という声も聞こえてきそうですが、これらは特に射幸性の高い機種ですから延長なしは仕方ないかもしれません…

旧基準のノーマル機(Aタイプ)は7ヵ月間の設置期限延長

主な対象は表の機種です

機種本来の撤去日延長後の撤去日
アイムジャグラーEXKT2020年06月20日2021年06月20日
マイジャグラーⅣ2020年12月17日2021年07月17日
マイジャグラーⅢ2021年01月31日2021年0831日

現行はビッグボーナスで300枚以上の獲得枚数が浸透しているノーマル機(Aタイプ)ですが、今後の新しい基準だと最大でも280枚くらいにまでダウンします。

ですので今回のジャグラーシリーズの延長は大きいです。特に認定切れが迫っていた「アイムジャグラーEXKT」の延長で助かっているお店も多いでは?

沖ドキは設置期限延長!

こちらは2020年12月31日まで延長が決定のようです。

なんと対象は「沖ドキ」です!

機種本来の撤去日延長後の撤去日
沖ドキ!LL2020年06月01日2020年12月31日

「沖ドキ」が約半年伸びるだけでもお店も助かります。

稼ぎ頭の「沖ドキ」が設置されていることで、お店は他の機種へ高設定を使いやすくなります。

ということはユーザーにとっても双方にメリットが大きくあります。

とにかく年内は大丈夫そうです。

押忍!番長3やまどマギ2なども設置期限延長!

この対象は2021年1月~1月31日まで検定・認定期間があるスロット機種です。

このクラスが今回の対象として、いちばん機種数が多い救済となっています。

こちらは2021年11月30日まで延長が決定のようです。

機種本来の撤去日延長後の撤去日
まどかマギカ22021年1月31日2021年11月30日
押忍!番長32021年1月31日2021年11月30日
聖闘士星矢海皇2021年1月31日2021年11月30日

その他(撤去日は全て共通で2021年11月30まで)

・ギルティクラウン

・アカギ~闇に降り立った天才空

・エウレカセブンAO

・コードギアス反逆のルルーシュR2

・獣王 王者の帰還

・笑うセールスマン3

などなど…まだ他にたくさんあります。

実はこれらの対象機種の認定切れの日(本来の撤去日)は2021年1月31日までで全て「同一日」になっています。

何故そうなっているのか?理由を簡単に説明すると…

2018年2月からのスロットの規則改正がありました。その改正の内容は【今後は射幸性を抑えた機種しか販売できなくなるよ!】といった内容です。

機種の射幸性が抑えられれば売り上げも利益もダウンします。その中で運営している人達は何かいい方法がないか考えました。

『だったら今設置してある機種の検定切れを待たずに、前倒しで認定申請をしてしまおう!』

本来なら認定申請は検定切れの一か月前受付なのですが、一律で2018年の1月31日を認定取得とした受付が特例で行われたのです。

これが【前倒し認定】というものになります。

この作業をしたことにより「前倒し認定から3年間」つまり2021年1月31日までの営業の担保がある程度保障されていた訳です。今回はそこから更に延長になります!

まとめ

今回のポイントは

  • ミリオンゴッドなどの高射幸性遊技機は設置期限の延長は無し
  • ノーマルタイプは7か月間の延長
  • 沖ドキは12月31日まで!
  • その他旧基準機は原則2021年の11月30日まで

です。今回の延長はかなりの緩和措置ではないかと思います。

パチンコ業界にとっては入替する台数が減少しますので、無理に新台を買わなくて済みます。

ユーザーにとっても自分の好きな機種が撤去されずに少しでも長く設置されることを希望していることでしょう。

新型コロナウィルスによる影響とはいえこのような前向きなニュースはやはり嬉しいですね。