ドリスロ(ドリルスロット)は2022年の3月から始まった新しい取材イベントですが、初開催からひと月が経ち、結果のデータも揃ってきました。
100開催分のデータを集計してドリスロの傾向や信頼性を把握できたので、結果データをシェアします。
公約内容と取材結果から狙い目も併せて紹介していきましょう。
- 公約内容は独自に調べたものです。
- 公約はイベント媒体が保証しているものではありません。
- 悪質な店舗では公約を守らないケースがあります。
ドリスロの特徴
ドリスロの一番の特徴は単品の公約ではなく、3種類の公約を組み合わせて最大7通りの公約に発展する点にあります。
3種類それぞれの公約は「全台系」「並び系」「ジャグラーが対象」と区別することができますが「全台系+並び系」のように組み合わせることができるのです。
これまでにも組み合わせるイベントは他にもありましたが、現時点のドリスロは組み合わせに特化したイベントと言っていいでしょう。
たくさん組み合わせるほど強くなるタイプのイベントです。
3つあるイベントは、単品よりも2つ3つ組み合わさった開催が狙い目になります。
また、取材結果は公式サイトで機種名・消化ゲーム数・差枚数などを詳しく公開しているので、公約が守られているかチェックすることが可能なため、ホールに対して公約を守らせるプレッシャーになっています。
ただ、都内の店舗に関しては店名も併せて公開されていますが、他の県では規制のためか店名を明記せずに「〇〇通りのお店」のように一目でお店を判断できないケースが多くなっていました。
この点はドリスロの弱点で、お店側が「どうせバレないからガセってもいいか」と思わせてしまうようなら早晩、消えていくでしょう。
現在は東京・神奈川・千葉・埼玉の4都県の開催に限られていますが、今後は他の都道府県に拡張されていくことも予想できます。
ドリスロのスタッフがお店側に公約を守らせ、お客さんの信頼を勝ち取ることができれば全国展開の道も見えてくると思います。
全台系ドリスロ 公約
(2台以上設置している機種が対象)
全台系の公約で、最低2台以上を設置している機種が対象です。
対象機種に制約はなく、1機種だけでも成立してしまう取材イベントですが、たった2台だけで開催したお店はありませんでした。
最低でも3台以上、しかも複数か所で高設定が確認できます。
過去の開催データを見ながら詳しく説明しましょう。
全台系ドリスロの結果と狙い目
まず、過去3ヶ月分のデータから、何台設置している機種が全台系のドリスロで選ばれているか集計してみました。(対象台数381台)

「2台以上設置している機種が対象」という公約ですが、意外にも3台設置している機種が38%と最も多い結果になりました。
反対に5台以上の機種は選ばれにくい傾向が見られます。
このことからドリスロの全台系は設置台数2~4台の機種が狙い目になってきます。
また、何機種が全台系として選ばれたのか見ていきましょう。

結果は45%で2機種が投入された回数が多くなっています。
1機種しか投入しない店舗も16%ほど見られましたが、その場合は投入台数が多い傾向がありました。
つまり、1機種しか全台系にならないものの、設置台数が7台とか8台とか多めの機種が選ばれているので、全台系の公約としては悪くない傾向が見られました。
狙い目としては、設置台数2~4台の機種を2~3か所ということになります。
ちなみに、今回調べた全台系の勝率は79%でした。
3台並びドリスロ 公約
他の取材イベントでも使われている手法ですが「だんご3個」が3台並びの高設定を示唆しているようです。
この公約は1機種に限定していませんので、台番が続いていれば「バジ絆2+番長ZERO」の3台並びなどの機種跨ぎがあります。
お店側としても午前中に3台並びを見切られてしまうより、台を跨いで分かりにくくしたいといった思惑があるので、今後も多用されるでしょう。
バラエティコーナーでの3台並びも少なくありません。
それでは3台並びの開催データもチェックしていきましょう。
3台並びドリスロの結果と狙い目
まず、並び系のイベントの場合「3台並び」が公約であっても4台並びや5台並びを投入してくるお店があります。
強いイベントほど、その傾向が高くなりますが、反対に弱いイベントでは積極的に台数を増やすお店は少なくなります。

このグラフから分かるように95%が3台並びでした。(対象台数1,113台)
4台並んだのは4%、5台以上並んだのは1%以下です。
ドリスロの並び系イベントは4台以上並ぶことは稀で「ほぼ3台まで」と考えて立ち回るべきでしょう。
また、高設定の並びが何か所に投入されたか数えてみたところ、意外と良い結果が得られました。
ドリスロの並び系イベントには「最低何か所の並び」という制約はなく、並びが1か所だけという開催もありましたが、そういったお店は少数派でした。

最も多いのは4か所(44%)に高設定の並びを使っています。
似たイベントはたくさんありますが、4か所に投入というのは良い数字です。
8か所以上が6%ありましたが、大型店舗の開催と考えてください。
台跨ぎやバラエティコーナーにも使われるため狙うのは難しいイベントですが、平均すると3~5か所は3台並びの高設定が入ります。
朝イチから出始めた台の両隣りは高設定の可能性があるので試してみる価値はあるでしょう。
ちなみに、今回調べた並び系の勝率は77%でした。
ドリスロの並び系は狙いにくいため、過去データを見ても高設定と気づかれずに殆ど回されていない台も目立ちました。
そういった台を省けば、勝率は8割を超えていたことを付け加えておきます。
ドリスロの3つのイベントの中では、この並び系が最も強い結果を残していました。
ジャグラードリスロ 公約
この公約のポイントは2つあります。
- ジャグラー限定でない
- 並びではない
ジャグラーシリーズ限定の公約と思われている方が多いようですが、最近になってハナハナシリーズが対象になったケースがありました。
イベントのアイコンは「光っている」ことから、光って告知するタイプの機種に高設定が投入されることを示唆しています。
ジャグラーシリーズ限定ではないことに注意してください。
また、全台系や並び系の公約ではないため、高設定は飛び飛びで入っています。
むしろ、このイベントに関しては出ている台の隣は避けた方がよいでしょう。
他の公約よりも多くの台に高設定が投入されますが、ピンポイントで狙うことが難しいイベントです。
ジャグラードリスロの結果と狙い目
お店の規模によってジャグラーシリーズの設置台数に差があるため、”何台”とか”何か所”とはアドバイスすることが難しいのですが一定の傾向は見られました。
今、稼働しているジャグラーシリーズは6号機のアイムジャグラー・マイジャグラー5・ファンキージャグラー2ですが、6号機アイムに高設定が投入されることが多くなっています。
今後のことを考えると、6号機アイムにお客さんが付いて欲しいので、高設定を入れるお店が多いのも当然の結果です。
一番の狙い目はもちろん6号機アイム。
次にマイジャグ5、その次がファンキー2の順です。
この公約はジャグラー限定ではなく、光って告知するタイプの機種が対象なので、その点も忘れてはいけません。
ハナハナシリーズにお客さんが付いているお店ならハナハナに高設定が投入されることがあるので、そのお店の設置台数や割合が多いと感じたら狙い目になるはずです。
あくまで「光って告知するタイプの機種」が対象のイベントなので、ジャグラー以外にも目を配りましょう。