今回は「非等価のメリット」について解説します。
『非等価は等価交換に比べて高設定が多いの?』
『実際の設定状況jはどうなの?』
など実経験を基に具体的な例を用いて説明してきたいと思います。
スロット非等価とは
非等価とは等価交換ではない営業スタイル全てを含めた名称です。
例をいいますと
【1枚20円でメダル貸出】→【1枚20円を下回る金額で交換】だと非等価になります。
貸出と交換が同一の価格の場合は等価交換、そうでない場合は非等価になります。
交換率は各エリアの組合などで大まかには決められていますが、店補毎に若干の違いがあります。
●5.2枚交換
●5.3枚交換
●5.6枚交換
最近は大体このような感じでしょうか。都内のパチンコ店だと5.2枚交換か5.3枚交換も多くなってきました。
また、5.2枚交換と5.3枚交換はメダル貸出し枚数に、消費税分が含まれています。
交換率 | 千円貸出し枚数 | 貸出と交換の差 |
5.2枚 | 46枚 | 6枚 |
5.3枚 | 47枚 | 6枚 |
5.6枚 | 50枚 | 6枚 |
表を見ると、どの非等価でも貸出し枚数と交換枚数の差は6枚になります。
換金した時のギャップが5.6枚交換よりも大きくなり射幸性が上がるので、最近はこの消費税含めた5.2枚交換や5.3枚交換で営業する店が増えてきました。
店内や店外のPOPで【47枚スロット営業】とか見たことありませんか?
交換率を上げる代わりに、その分、貸出メダルを減らして帳尻を合わせているわけです。
非等価のメリット
非等価のメリットは【設定が等価より多く入れられる】ことです。
ユーザー側の目線だともうこれ以外にメリットはありません。
店側からしたら高設定を使いやすく利益をコントロールできるのがメリットといえます。
等価から非等価に変更した場合は確実に店の平均設定は上がります(上がらない店があるとしたら余程経営が苦しいか何か事情があるのかと)
どれくらい設定が上がるのかは店のノルマや設定担当の考えで変わるので正直予想はしづらいです。
あとは高設定が増えるかどうかですが…
●設定②や③をベースにして高設定をあまり使わない「中間型」
●設定①ベースではあるが高設定を使う「メリハリ型」
どちらのスタイルにしても平均設定は上がるのは間違いないのです。
但し高設定を使うかどうかはやはり店や担当者によって色が出やすいので特徴を掴むしかありません。
皆さんは「中間型」と「メリハリ型」どちらがいいですか?
私自身は非等価の店は高設定をできるだけ使いたいので「メリハリ型」にしてました。
理由としてユーザーはやはり高設定を常に求めていることがひとつ。
もうひとつは『この店は出している』という印象を感じてくれないといいますか…
設定②や③だけを増やしてもユーザーはあまり体感できないんですよね。
やる気を伝えるには高設定も使いながら設定②や③を同時にフェイクで使っていき、イベントの時は更に派手に、ハッキリと分かるように高設定を使うといった感じです。
(あくまでも私個人の考えですが…)
どちらの方法がいいかは色々な意見があると思いますが、都内を基準とした非等価の場合、等価交換よりは設定状況はいいはずなので、そこが大きなメリットといえます。
非等価の設定はどれくらい入るのか?
都内の基準(ここでは5.3枚交換とします)でどれくらいの設定が入るのか?
実際に「見える化」してみましょう!
ちなみにチャラだと…5.3枚交換で機械割で101%くらいしか出せません。(チャラとは利益ゼロという意味です)
と色々な疑問は置いといてここでは2パターンのチャラ配分を考えてみます。
ちなみに「バジリスク絆」の台数は20台とします。
【パターン1】
設定②と③をベースに④を使用
【パターン2】
偶数設定で配分し設定⑥を使用。
設定 | パターン1 | パターン2 |
1 | 0台 | 0台 |
2 | 10台 | 16台 |
3 | 7台 | 0台 |
4 | 3台 | 2台 |
5 | 0台 | 0台 |
6 | 0台 | 2台 |
どちらのパターンにも共通しているのは設定①は撲滅してお客に遊んでもらいたい狙いがあります。
パターン1とパターン2で大きく異なるのは違うのは設定⑥があるかないかです。
設定⑥1台分は設定③が3台~4台分に相当しますので、なかなか難しい判断ではあります。
私なら【パターン②】にします。理由は設定⑥が使いたいからです
どちらが正解というのはありませんが、非等価の店は設定⑥が入りやすくなるのは事事実です。
イベントの時なら尚更です。あとは店の方向性を掴むだけだと思います。
「バジリスク絆」のチャラ(利益ゼロ)予定は非等価でこれくらいの設定になると思いますので参考にしてみてください!
まとめ
今回のポイントです。
非等価のメリットは
●非等価は平均設定が高くなること
●高設定は店次第では十分に狙える
メリットだけを説明しましたが、逆に考えれば非等価の店で設定①を打つのは大きなデメリットとなります。
設定①で打つことを前提にしたら等価交換のほうが当然おすすめです。
もしこの台は低設定?と思ったら、深追いのしすぎには気を付けましょう。