今回は【2020年に撤去されるスロット】についての記事になります。
『あの機種はいつまで打てるの?』
『6号機への完全移行はいつ?』
など今回も難しい説明はできるだけ省き【初心者向け】に説明していきたいと思ます。
【そもそもなぜ撤去されるのか?】
スロット台には設置期限が必ず定められています。何十年もお店に設置されることはありません。
台の設置までの簡単な流れは以下の通りです
- メーカーさんが一生懸命に新機種を造る。
- メーカーさんが保通協という試験機関に台の検査を申請(型式試験という)
ここで法律や内規に違反していないかの出玉試験を行います。検査に通らなければ市場に設置されることはありません。ちなみにメーカーさんが機種の検査をしてもらうには合否に関係なく1回200万円くらいの費用がかかるようです。5回落ちたら1,000万円です… - 型式試験に合格したら各都道府県の公安委員会に販売許可を得る。
要するに「この機種は出玉試験に適合したので販売してもいいですか?」というお伺いみたいなものです。 - 公安委員会から許可が下りたらお店に設置が始まります。
許可が下りると検定通過となります。この【検定有効期限】は原則3年間でこの間、お店に設置が可能です。 - 検定が切れた機種を継続して設置したければ【認定申請】が必要になります。
この認定も有効期限があり原則3年間になります。また、認定申請は1度しか受け付けはしてもらえません。
ですので機種の最大設置期間は
【検定期間3年】+【認定期間3年】=6年間になります。
これを過ぎたら【みなし機】となり撤去をしなければいけません。
なのでどんなに人気がある機種でも必ず撤去しなければならない時期がきます。
また、通常は【6年間】も撤去されずお店に残っている人気機種は限られています。
最近の新台は3ヵ月から半年持てばいいほうです。
ですので6年間撤去されなかった機種はお店にとっては貢献した機種ですし、ユーザーからしても永く楽しまれた機種ということになります。
2019年に撤去済のスロット
2019年に惜しまれながら撤去された機種です。
北斗の拳 転生
2019年4月に撤去済
1ゲーム完結バトルの「勝負玉」が印象的でした。設定①の万枚突破も頻繁にありました。
魔法少女まどかマギカ
2019年10月に撤去済
おなじみのアニメ版権。お店からすると設定①でも甘くて利益は取りにくい機種でした。そのせいか人気はありましたね。
モンスターハンター月下雷鳴
2019年12月に撤去済
当初は検定期間+認定期間で6年間もで残ると個人的には思いませんでした。AT中のモンスター討伐からの「剥ぎ取りチャンス」が有名。これも利益取りにくい機種でした笑
アナザーゴッドハーデス
2019年12月に撤去済
セット数上乗せ型の「ミリオンゴッド」に対しゲーム数上乗せがメインの「ハーデス」は対照的でした。
ユーザーの中にはゴッド派とハーデス派が存在したのではないでしょうか。
私はゲーム数上乗せタイプが好きなので「ハーデス派」でした!
バジリスク絆
2019年12月に撤去済
「バジリスク絆」が撤去された後の状態は正直想像できませんでした(もう撤去されてしまいましたが…)それくらいお店とユーザーに必要とされていた機種です。
●設定⑥の機械割の高さ(ユーザー目線!)
●設定①の利益の取りやすさ(お店目線!)
高設定を投入しながら利益もとれる文句なしの機械でした。これに続く機種は規制の緩和がされない限りしばらくなさそうです。
その他
台数は少なかったですが最後まで頑張りました。
- 化物語
- ラブ嬢
- カイジ3
2020年撤去予定のスロット
残念ながらこれから撤去されていく機種です。今から打ち倒しておきましょう!
沖ドキ!LL
2020年6月1日撤去予定
※コロナウィルスの影響により沖ドキは設置期限は2020年12月31日まで延長になりました。
お店の利益にメチャクチャ貢献しています。年配の人や外国の方も好んで打っていますね。ゲーム性がシンプルで荒波の出玉が魅力のようです。
これを多く抱えているお店は、代替えが効く機種が無い分、頭が痛いはずです。
押忍!サラリーマン番長
2020年8月撤去予定
「番長3」は現在設置されていますし、「HEY!鏡」などの番長シリーズがありますので…ユーザーの移行はスムーズに行われそうです。
ミリオンゴッド神々の凱旋
2020年11月撤去予定
5号機最後の砦です。天井の破壊力、設定①で万枚も夢でない荒波機種として圧倒的でした。
1/8192のGOD図柄さえ引ければ何とかなる(かもしれない)ので今のうちに!
2021年はスロット6号機時代へ突入
細かい説明は別の記事でしますが、全国に設置されるスロットは2021年の2月1日をから全て6号機になることが決定しています。
※コロナウィルスの影響により6号機完全移行は2021年12月1日以降に延期になりました!詳しくは下記の記事をご覧下さい。
6号機は今回紹介した機種よりも遥かにスペックが劣ります。
スペックダウンの理由は世間から騒がれているパチンコ・スロットの依存症対策として新たに出玉試験(型式試験)の基準が厳しくなったことです。
簡単にいうと「今までの機種は射幸性が高すぎるから、今後販売する機種はもっとマイルドにしなしさい!」という法の改正です。
低額の投資で遊べる時間を長くするのが目的です。業界にとっても厳しい苦境に突入するのは明白ですが、新たにユーザーに満足してもらう機械造りをメーカーさんに期待したいところです。