スロットの機械割とは?

今回は設定と関連性がありスロットを打つ上で欠かせない『機械割』について説明していきたいと思います。

『機械割』と似たような意味を指す言葉として出玉率やPAYOUTという用語が使われるケースもあります。

この3つの用語に違いはあるかというとどれも同じ事を指しています。

スロットを打つ側(お客さん)からすれば機械割=出玉率=PAYOUTと思ってもらって大丈夫です。

機械割と出玉率(名称の違い)

現在はスロットにおいて『機械割』という表記が最もスタンダードになっています。

この表記はもともとはスロットの攻略雑誌が使用して浸透させてきたものです。

話がややこしくなるので詳細は省きますが店側からすると正しい表記は『出玉率』もしくは『PAYOUT』が正解です。

※『機械割』はまた別の意味を持ちます。ですので本来は『出玉率』もしくは『PAYOUT率』が正しい表記になります。

但し『機械割』という用語が雑誌などで現在は認知されていますし、ユーザーにも広く普及しています。

このサイトでは『出玉率』や『PAYOUT』でななく 『機械割』の表記で説明していきます!

機械割とは?

スロットの機械割とは

それでは早速『機械割』について説明します。
スロットには6段階の設定があります。その各設定毎に出玉の期待値を数値化したものが『機械割』になります。

『機械割は○○○%という表現をします。この数値が大きいほど期待値は高くなりメダルを獲得しやすくなります。

よく攻略誌やスロットサイトなどで『 設定⑥の機械割は119%! 』みたいな記事を見かけたことはありませんか?

それが『機械割』です。

では実際の機種で『機械割』を見てみましょう。

下の数値は実際にお店に設置されている「マイジャグラーⅣ」の『機械割』になります。

  • 設定1: 95.7%
  • 設定2: 97.9%
  • 設定3: 99.9%
  • 設定4:102.8%
  • 設定5:105.3%
  • 設定6:109.4%

設定が高くなるにつれ『機械割』も高くなっています。

つまり高設定が勝ちやすいのはこの数値が高くなるからです。

この数値だけも見てもまだピンこないかもしれません。実際にどれくらいの期待値があるのでしょうか?

まずは簡単に期待値をメダルの枚数に変換してみます!

機械割の期待値を計算で出す

スロットの機械割期待値

まず『機械割』はメダルの投入枚数にたいして何%の払い出しがあるかというものです。

機械割』が105%の台は投入枚数に対して105%の払い出しがあるということになります。

計算方法は簡単です
「 投入枚数」÷「払い出し枚数」×100=機械割(%)
になります。

では設定⑥の『機械割』が110%で8,000ゲーム数を消化した場合、どれくらいの期待値になるのかを説明します。(数字が面倒くさい場合は読み飛ばしてください!)

①まず投入枚数を算出します
回したゲーム数×3枚(スロットの1ゲームは3枚必要なので)=投入枚数

この場合は8,000ゲームを消化しましたので
8,000(ゲーム)×3(枚)=24,000(枚)が投入枚数になります

②払い出し枚数を算出します
投入枚数×機械割=払い出し枚数

設定⑥の『機械割』が110%なので
24,000(投入枚数)×1.10(機械割)=26,400(払い出し枚数)

③最後に差枚数を算出します
26,400(払い出し枚数)-24,000(投入枚数)=2,400(枚)

つまり設定⑥の『機械割』が110%の台で8,000ゲーム回した時の期待値は2,400枚のプラスになります。金額にすると等価交換なら48,000円です。

今度は違うケースで計算してみましょう。
例)『機械割』が97%の台で5,000ゲーム消化した場合 のメダルの減少枚数は?

①5,000(ゲーム)×3(枚)=15,000(投入枚数)

②24,000(投入枚数)×0.97(機械割)=14,550(払い出し枚数)

③14,550(払い出し枚数)-15,000(投入枚数)=-450(枚)

答えは-450枚となります。等価交換なら9,000円の負けになる計算です。

ちなみに計算が面倒な場合は
15,000(投入枚数)×-0.03(97%-100%)=-450(枚)
でも算出できます。

スロット機械割についての注意点

『機械割』が高い台(高設定)で遊戯すれば勝つ金額も多くなり、逆に機械割が低い台(低設定)で打てば負けが多くなるという理屈は間違いありません。

では

●設定⑥で打てば勝てるのか?

●設定①で打てば負けるのか?

となると必ずしもそうではありません。

この『機械割』という数値は各設定毎に「何万ゲーム、何十万ゲーム」といった膨大な試行回数を得て算出された期待値になります。

1日にお客さんが消化できるゲーム数はせいぜい8,000ゲーム~9,000ゲームです。設定⑥で負けたり、逆に設定①でも勝てるときもあります。

短い期間ではバラつきが出ます。『機械割』通りに必ず出る訳ではないので注意しましょう!

まとめ

今回のポイントは

  • 『機械割』とは出玉の期待値を表したもの
  • スロットの各設定と紐づいており設定が高いと『機械割』も高くなる
  • メダル獲得期待値はゲーム数(投入枚数)と『機械割』から算出する
  • 必ずしも『機械割』通りに勝ったり負けたりする訳ではない

スロットを打つ上で『機械割』を理解することはとても重要です。

最初は少し難しく感じますが寝れればどうってことはありませんので安心してください。