トラブルにならないためのルールとマナー

今回はパチンコ店でトラブルに遭わないための最低限のルールとマナーについてお話しします。

最悪の場合、立ち入り禁止を意味する「出禁」になることもあります。

初心者だと知らずのうちにやってしまいそうな注意点を説明していきます。

初心者が覚えておきたいルール

まずは、どこのお店でも禁止されているルールを説明します。

掛け持ち行為

掛け持ちとは1人で2台以上の台をキープし遊技することです。

隣の空き台が高設定っぽい挙動をしていたら、ちょっと浮気をしてみたくなるものですが、2台同時に遊ぶことはできないルールになっています。

他のお客さんが座れなくなるため、お店側としては厳しくお断りしているのでNGです。

見つかると店員さんから忠告を受けるはずで、一回なら許してもらえるはずですが二度、三度忠告を受けるとマークされます。

入場時の追い越し

イベント開催時は開店前に多くのお客さんが並ぶことになりますが、先頭から順に入店するのがルールです。

ただし、一部には入店してから走って前のお客さんを追い越して台を確保する人がいます。

これはマナー違反で、もし追い越されたとしても店員さんが見えていれば先に入場したお客さんの台確保を優先してくれます。

入場時に追い越された場合、店員さんが気付きやすいように思いっきりアピールしてください。

また、階段やエスカレーターなど、追い越すこと自体が危険な場所があるのでお店からしても嫌がられます。

台を叩く行為

台をパンチすることから通称「台パン」と呼ばれています。

負けて熱くなっているお客さんが、おもわず行ってしまうのですが、これもマナーに反します。

隣にこういう人が座るとほとんどのお客さんは不愉快な思いをするはずで、台パンの激しい人を忠告することもお店側の仕事になっています。

スロットで遊んでいるのではなくスロットに遊ばれているようにも見え、大人としても見苦しいと感じます。

あまり酷いと出禁になる事は当然ですが、もし台を壊してしまったら弁償しなければなりません。

法律事務所を通して損害賠償を求められることになるので台パンは自分にとっても危険な行為です。

メダルを店外に持ち出す

スロットのメダルは店側がお客さんに貸し出しているものなので、店の外に持ち出すことは禁止されています。

店内に「メダル貸出し」1枚20円など表記されているはずです。

メダルの多い少ないにかかわらず持ち帰る行為はやめておきましょう。

一部には持ち帰ったメダルを他のお店で使う人もいますが論外です。

他の店のメダルを持ち込む

他の店で獲得したメダルを持ち込んで遊技する行為も禁止されています。

お店側としては損失以外の何ものでもない迷惑行為なので、見つかれば厳しい対応になるでしょう。

異なるレートの台でメダルを使う

5円スロットで獲得したメダルを20円スロットに持っていき遊技することは禁止されています。

自分ではこっそりやったつもりでも、お店には店内全域をカバーする監視カメラが付いています。

最近のカメラは解像度も上がっているので結構高精細に録画されています。

多くのお店では5スロと20スロではメダルの色を変えていますので、監視カメラに録画されると言い逃れはできません。

たかだか数円の違いしかないのに異なるレートのメダルを使う危険性は忠告されるデメリットの方が大きいはずです。

床に落ちているメダルを拾う

他のお客さんが落としたメダルが床に落ちていることはよくあることです。

もちろん自分が落とした足元のメダルを拾うことは問題ありません。

他のお客さんが落としたメダルを拾っているところを店員さんに見つかってしまうと「拾って頂きありがとうございます」と笑顔で手を差し出されて気まずい思いをすることになります。

ICカードを拾って清算する

残高が残っているカードを拾ったら店員さんに渡しましょう。

そのまま懐に入れて現金に清算すると犯罪になってしまいます。

悪質なケースではトイレで席を離れた隙をついて、サンドからカードを抜き取られることがあるのです。

席を離れる際は、必ずカードを抜いてから席を立ちましょう。

監視カメラで録画をされていても、犯人が店外へ去った後では取り返すことはできません。

警察に被害届を出すことはできますが、まず返ってこないと思ってください。

お店によって禁止されているルール

各お店ごとに決められているルールなので、他のお店では大丈夫という内容もあります。

NGかどうか分からないときは、店員さんに尋ねれば気持ちよく教えてくれるはずです。

メダルを持って台を移動する

獲得したメダルを持って、他の台へ移動しするときは注意しましょう。

交換率の違いで禁止かそうでないかが大体分かれます。

主に等価⇒台移動OK、非等価⇒台移動NGですが最近では非等価のお店でも禁止していないケースも増えています。

メダルを共有する

獲得したメダルを友人などと分け合って遊技することです。

現金投資を抑えられますが、禁止されているお店で行ってしまうとメダルを没収されてしまう可能性があります。

上記の「メダルを持って台を移動する」と、この「メダルを共有する」はセットでNGになっていることが多く、メダルを持って台移動がOKならメダルの共有もOKというケースが大半です。

店内に書かれていると思いますが、不明な場合は店員さんに聞いてみましょう。

嫌がられるマナー

明確に禁止行為となっていなくても、お店やお客さんに嫌がられる行為は極力避けるべきです。

あまりにも目に余るようだと出入禁止になる可能性もあります。

遊技している人の後ろに張り付く

誰でも遊戯中に後ろに立たれて、じっくり見られるのは嫌なものです。

調子が良いときは、「設定が良さそうだけど、この台、空かないかなぁ」と考えているのでしょうし、調子が悪いときは天井狙いのハイエナを狙っているのかもしれません。

あまりにも露骨だと注意されるお店もあります。

長時間 台を離れる

マナーというよりも注意点と思ってください。

お店側としてはスロットを回して欲しいと考えています。

その結果、お客さんが負けてくれればお店の利益、お客さんが勝ってくれれば出玉のアピールになります。

席をキープしておいて長時間プレイされずに放置されてしまうとお店にとっては迷惑行為なので対処しなければなりません。

店員さんは何分間プレイされていないか確認する機器を携帯しています。

そこで、20~30分ほど回されていないキープ台を見つけると「〇〇番台のお客様、席にお戻りください。お戻りになられない場合は、席を開放します」と店内放送で通知するのです。

通知後、10分しても戻らない場合は下皿に残っているメダルを没収されたうえ、ホントに開放されてしまいます。

用事から戻ったら自分の打っていた台に、他の人が座っていたということにならないようにしましょう。

離席する場合は「食事休憩」というルールがあるので、店員さんに「ちょっと食事に行きたい」と伝えましょう。

おそらく「40分以内にお戻りください」といった休憩時間の上限を教えてくれて、台キープの貼り紙を用意してくれるはずです。

遊技せず空き台に座る

友達同士やカップルで隣同士に座り、1人が遊技して、もう1人は見ているだけというケースです。

他のお客さんが座れなくなってしまうので、お店側としては止めて欲しいと思っています。

最近は貸出用のイスを用意しているお店も多いので、遠慮せずにイスを借りてしましょう。