DMMぱちタウンの取材イベントの特徴や取材結果を解説しています。DMMというと英会話からFXまで幅広い業界で目にする機会が増えましたが、パチンコ業界も例外ではありません。
取材イベントのスケール感も大きく、英雄の軌跡や勇者の奇跡、ヒーローズレポートなどの人気イベントが狙い目で高い集客力を誇っています。また、パチスロライターとのコラボイベントを開催したり、スコーピオン系やダイナマイト系など多種多様なイベントを企画しています。
DMMぱちタウンの特徴
DMMと聞くと動画配信をはじめ英会話やビットコインなど多岐にわたるサービスを展開していますが、パチンコ業界でも存在感を高めています。SNSを活用したメディア戦略にも力を入れていて、Twitterで「DMMぱちタウン公式」やYouTubeで「DMMぱちタウンch」を開設しています。
「英雄の軌跡」や「ヒーローズロード」のような信頼性が高く強いイベントがある一方で、少し頼りないイベントもありました。
英雄の軌跡・ヒーローズレポート
- 10割営業以上
- 設置台数の10%が設定④⑤⑥
英雄の軌跡・ヒーローズレポートはDMMぱちタウンの看板イベントで、3種類のオプションが追加できる特徴があります。
「10割営業」簡単に説明しておくと「お店が貸し出した枚数=お客さんが勝った枚数」になるようにスロットの設定を調整する営業方法です。
等価交換のお店だと、ひらたくいえば「プラマイゼロ営業」です。5.6枚交換のような非等価のお店では換金ギャップがあるため利益をだすことができるはずです。
これ以外にも下記のオプションが追加されて開催されることがあります。
英雄の軌跡 赤【アップ】
「アップ」と呼ばれる赤いキャラクターが英雄の軌跡のロゴに描かれます。
3種類あるオプションの中で最も強いイベントです。
「等価の場合は11割営業」というのは等価交換のお店では、お客さんたちが100万円使ったら110万円分のメダルを出すようにスロットを調整することです。
英雄の軌跡 黄【団】
「団」と呼ばれる黄色いキャラクターが目印です。
かたまり系なので一番分かりやすいのですが単独では開催されにくい傾向があり、他のオプションと併せて開催されています。
全台系ではないので、機種を跨ぐとこもあります。
英雄の軌跡 紫【Q】
英雄の軌跡・ヒーローズレポートはスロットの取材イベントですが、パチンコにも対象範囲を拡張したオプションです。
「1BOX」というのは通路を挟んだ2列を指し、その2列の平均出玉がプラマイゼロ以上になります。
4円パチンコが対象なので、1パチなどの低貸しは対象外にならないので注意してください。
英雄の軌跡 黒【Q】
上記の「英雄の軌跡 Q」は白い背景色ですが、こちらは黒い背景色のQです。
パチンコ専用の取材イベントでスロットは対象外になっています。
イベント内容は白背景と同じで、黒背景になったとしても「2BOX」に増えるといったものではないので上位互換ではありません。
あくまで通常の英雄の軌跡からスロットを除いたイベントです。
勇者の奇跡・ブレイブスターズ
- 分岐営業以上
- 4台並び⑤⑥が4個所(そのうち2つは全⑥)
英雄の軌跡に次ぐDMMぱちタウン第2の看板イベントで、2020年の初開催では1,000人近くの集客があり、注目度の高さが伺えました。
ただ、その後は開催数が徐々に減少し、ヒーローズロードに立場を譲ったようです。
さすがに英雄の軌跡よりは緩くなっていますが、決して弱いイベントではありません。
分岐営業に加え、⑤⑥並びの指定がセットになっている点が強力です。
ヒーローズロード
- 列に高設定が入る
(列は縦横に入る可能性がある) - 高設定が入る列はイベント画像が示唆
ヒーローズロード(HEROES ROAD)はDMMぱちタウンの三番目の看板イベントです。
ヒーローズロードの狙い方①
イベントの画像には5パターンあり、HEROES ROADという文字の後ろに描かれた剣の数が列の本数を示唆しています。
剣の本数が2本なら高設定も2列、剣の本数が3本なら高設定も3列ということを示しているので非常に重要なヒントになります。もちろん、列は全て同じフロアとは限りません。
ヒーローズロードはスロットを対象としていますが、お店によっては複数のスロットフロアがあるので、それぞれの階に分散することがあります。また、高設定の列が少ないからと言って悪いお店とは限りません。
多くの台を含む長い列に高設定を入れてきたお店もあったので、大切なのは列の多さではなく、対象となった台の多さの方が重要です。
短い島や列が多いお店なら剣の本数は多くして優良店だとアピールすることもできてしまうので、本数ではなく台数であることを忘れないでください。
ヒーローズロードの狙い方②
また、ヒーローズロードの特徴として、普通に横並びとは限りません。下記の図は、普通に横並びで高設定が入ったケースです。(横3列の赤い台が高設定)
ただし、ヒーローズロードの場合は、島を貫くように縦に高設定の列が入るケースが多く見受けられます。
横並びの一列とは限らず、縦並びで高設定を入れてくるのです。
むしろ縦に貫くケースの方が多いので、ヒーローズロードを狙うなら縦パターンを意識しましょう。
上図のように円形の島に沿って高設定が入っていたケースもあったので、ホール全体を俯瞰して、どのような列ができるのか広い視野で見なければなりません。
英雄の軌跡に次ぐ、DMMぱちタウンの看板を背負う取材イベントに育てているように見えるのでガセは少ないはずです。
双龍系
パチンコ・パチスロ解析サイトの「一撃」とDMMのコラボイベントです。
双龍
(4台以上設置機種が対象)
双龍という名前からも「2つ」を匂わせており、この取材イベントも高設定が2か所あることを示唆しています。
等価交換のお店とそうではないお店で違いがあります。
- 等価交換のお店では設定④⑤⑥
- 非等価交換のお店では設定⑤⑥
設定④をメインに使われると埋もれてしまう可能性があります。
狙うなら非等価のお店の方が熱くなるでしょう。できれば、上位互換の「真双龍」を狙いたいところです。
真双龍
(4台以上設置機種が対象)
真双龍の開催条件は過去に双龍を3回(2回だったかも)実施している店が対象になります。
すでに実績のあるお店しか開催できないので信頼性は高くなっています。真双龍も等価交換のお店とそうではないお店で違いがあります。
- 等価交換のお店では設定⑤⑥
- 非等価交換のお店では設定⑥
非等価交換のお店では全⑥なので交換率以上のメリットがあります。さすがに20~30台設置している機種には設定が入らないと思うので、4台~7台くらいの設置機種を狙いましょう。
また、等価交換のお店では全⑤の可能性があるので反る台が出てくるはずです。設定⑤の並が荒い機種なら、午後からでも座れるかもしれません。
双龍昇
(前日マイナスの台が対象)
双龍という名前から高設定が2か所であることを示唆しています。
また、「昇」という字が追加されることで、前日に大きく負けていた台が天に向かっていくイメージを持たせているようです。
取材結果を見ると強く右上がりのグラフを描いていたので設定⑥限定の取材イベントという可能性が濃厚です。
双龍連
名前に「連」が付くことから「連日」と連想できます。双龍が2日連続なのか、真双龍が2日連続なのか調査しておきますので時間をください。
高設定並び2か所が2日連続は間違いないようですが、設定④が入るかどうかは過去のデータを集まってから最新情報を更新します。
据え置きの機種があれば狙いやすいのですが、さすがに分かりやす過ぎると感じます。
双龍玉
(4台以上設置機種が対象)
パチンコが対象ですが併せて掲載しておきました。名前に「玉」が付くのでパチンコが、双龍の「双」で2か所という意味になります。
ちなみに、設定のない機種はボーダー以上になります。
キングゴールデンジャック
パチスロライターのウシオ氏と沖ヒカル氏がプロデュースする企画です。
公式サイトでは大当たり回数が集計されていますが、開催店舗での結果は良好です。ただし、ガセイベントに利用しているお店もあるようで微妙な結果もありました。
ちなみにキングゴールデンジャックの場合、等価交換では損益分域(チャラ)ですが、非等価では十分に利益がでます。
男の華道
- ハナハナコーナーが分岐以上
- 設定⑤⑥の3台並びが1か所以上
パチスロライターの沖ヒカル氏がプロデュースする企画で、上記の2つともイベント内容に含まれます。
「分岐」とは、お店側にとって損益分岐点になる営業方法のことです。
どれくらいの設定が入るのか、ざっくりの目安をお伝えすると、
【高設定の目安】
- 等価交換の店だと1/3の確率で④⑤⑥を均等配分すると分岐点
- 5.6枚交換の店だと1/2の確率で④⑤⑥を均等配分すると分岐点
ハナハナコーナーが仮に30台の設置店だと5台くらいの差がでます。
高設定をツモりたいなら非等価のお店を選ぶのも悪くありません。
リアルモンスター系
リアルモンスター系のイベントは2つあり、どちらもAタイプが対象です。
リアルモンスタークロス
- ハナハナシリーズが1/2の確率で設定④⑤⑥
- 設定⑥の5台並びを1か所以上
- 全台設定⑤⑥が1機種以上
月イチ限定の開催で、過去データを見てもそこそこ期待できます。
ハナハナシリーズ限定ですが、多くのお店でジャグラーや沖ドキにも高設定を用意しているように見えました。
Aタイプが好きなお客さんが集まるイベントなので、ハナハナから溢れた人を帰さないために同じタイプの機種に受け皿を用意してくれているのだと理解できます。
リアルモンスター零
- ジャグラーシリーズが1/2の確率で設定④⑤⑥
- ハナハナシリーズが1/2の確率で設定④⑤⑥
- ハナハナシリーズで5台の設定⑥並びを1か所以上
- ハナハナシリーズで3台以上設置機種を全台設定⑤⑥
リアルモンスター零(ゼロ)は上記4つの中から1つが選択されるて開催されるようです。
店の機種構成次第でどのようなイベントになるか違いがあるでしょう。
一般的には一番上のジャグラーが開催されやすいはずですが、ハナハナシリーズに力を入れているお店では、プレミアム、ツインドラゴン、ドリーム、ホウオウなどに半分ずつ設定を入れてくれます。
降臨シリーズ系
降臨シリーズは末尾・塊などの具体的な特徴があるので他のイベントよりも狙い易い内容です。
トールハンマー
(その末尾のうち半分は設定⑥)
「特定の末尾」とは、下一桁が同じ台を指します。7番台、17番台、27番台のように下一桁が同じ台に設定が入ります。
末尾系は誤魔化しにくいので、設定④を多く混ぜたりすることはあっても100%のガセは難しく、信頼性の高いイベントです。
過去のデータを見てもしっかりと同じ末尾に設定が入っていました。
店内の全ての末尾が対象になるので、主力機種はもちろん、ジャグラーやハナハナ、沖ドキ、バラエティーコーナーにも高設定が入ります。
どんな機種でも10分の1の確率で勝つ可能性があるオススメのイベントです。
オーディン
月イチ限定のイベントで、定期的に開催しているお店があります。
もともと「3台並びで4か所以上」でしたが、最近では「2台並びで5か所以上」になるケースも出てきました。
また、過去データを見ると設定④を混ぜているお店もあるようです。
シヴァ
- 6機種以上に設定⑥を1台以上投入
- 10台以上の設置機種は設定⑥を10%以上
バラエティコーナーや台数の少ない機種で遊んでくれるお客さんが多いお店だと開催される可能性があります。
そうでない場合は、範囲が広すぎて狙いにくいのが難点です。
ヘラクレス
10割営業で間違いないようです。
「10割営業」とは、お店が利益ゼロになるように設定を入れる営業方法です。
他の降臨シリーズは高設定を入れることが条件になっていますが、他の台の設定を抑えることでお店は利益を得ることも可能です。
このヘラクレスは利益を上げられないのでお店側としては負担が大きいので、開催数も少なくなっていました。
中間設定ばかりということもあり得るので、お店の方針で「平均的な設定」か「メリハリの設定」か分かれる内容です。
ローテーション取材
イベント結果を見ると確かに設定⑤⑥と思える差枚が確認できましたので、設定が入っているのは間違いありません。
特定の機種に高設定が入り続ける傾向があるため、週の後半になると狙い目の機種が見えてくるはずです。
ただし、据え置きは対象に含まれないため、昨日は出たが今日は出ないという台もあります。
最光取材NEXT
2日連続取材。ジャグラーコーナー、ハナハナで10割営業以上
- ジャグラー、ハナハナの特定末尾が設定⑤⑥(2日間のうち1日)
- 最光(315)3台、1台、5台並びの設定⑤⑥(2日間のうち1日)
2日連続の取材なので、初日の状況が良ければ2日目も積極的に狙いにいく価値があります。
末尾は立ち回りやすいですが、ジャグラーのように設置台数が多い機種では高設定の3台、5台、1台並びは埋もれてしまうかもしれません。
トントンマン
イベント名からすると分岐の内容にも見えますが違うようです。
1/2をほとんど設定④で固められると少し厳しいでしょう。