ドリスロ(ドリルスロット)は2022年から始まった比較的に新しい取材イベントで、当初は全台系と3台並び、光って告知するタイプの3種類のみでしたが、その後、沖スロ、パチンコ版、スマスロ&6.5号機など徐々にイベントを増やしています。
過去の開催データを見ると対象機種の勝率は高く、進化しながら信頼性も保っている取材イベントだと言えます。取材結果から狙い目を紹介していきます。
ドリスロの特徴
ドリスロの一番の特徴は単体のイベントではなく、5種類のイベントを組み合わせて最大120通りに発展する点にあります。(パチンコ版を除く)
5種類それぞれは全台系、並び系、ノーマル機、沖スロ、スマスロ&6.5号機と区別することができますが「全台系+並び系」のように組み合わせて開催することができるのです。ドリスロは組み合わせ型の取材イベントで、たくさん組み合わさるほど強くなります。
また、取材結果は公式サイトで機種名・消化ゲーム数・差枚数などを詳しく公開しているので、熱いイベントだったのかどうかを誰でもチェックすることが可能です。
ただ、都内の店舗に関しては店名も併せて公開されていますが、他の県では規制のためか店名を明記せずに「〇〇通りのお店」のように一目でお店を判断できないケースが多くなっていました。
ただ、市名や有名な建物、設置台数が書かれているので、調べればどのお店か特定することができます。
当初は東京・神奈川・千葉・埼玉の4都県の開催に限られていましたが、徐々に東北・中部・関西へ拡張されています。
ドリスロの初開催マーク
ドリスロの公式サイトには赤く「初」マークが付いていることがあります。もちろん、そのお店で初めて開催されるイベントに表示されるのですが、過去の開催データを見ると特別な効果(結果)はありませんでした。
オフミーの取材イベントだと「初開催」はワンランクアップの効果がありますが、ドリスロでは今のところそのような傾向は見られません。今後、初開催の効果があれば新しいデータを更新していきます。
全台系
(2台以上設置している機種が対象)
全台系で、最低2台以上を設置している機種が対象です。2台だけの1機種でも成立してしまう取材イベントですが、たった2台だけで開催したお店はなう、最低でも3台以上、しかも複数か所で確認できました。
過去の開催データを見ながら詳しく説明しましょう。
全台系ドリスロの結果と狙い目
まず、過去3ヶ月分のデータから、何台設置している機種が全台系のドリスロで選ばれているか集計してみました。(対象台数381台)
「2台以上設置している機種が対象」という内容ですが、意外にも3台設置している機種が38%と最も多い結果になりました。反対に5台以上の機種は選ばれにくい傾向が見られます。
また、何機種が全台系として選ばれたのか見ていきましょう。
結果は45%で2機種が投入された回数が多くなっています。1機種しか投入しない店舗も16%ありましたが、その場合は投入台数が多い傾向が見られました。
3台並び
「だんご3個」が3台並びの高設定を示唆しています。
注意点としては、1機種に限定したイベントではないため、台番が続いていれば異なる機種の3台並びなどの機種跨ぎがあります。バラエティコーナーでの3台並びもありました。
また、ジャグラーシリーズや沖ドキ、チバリヨなどは専用のイベントがありますが「3台並び」として開催されたこともあります。ドリスロのイベントの中で最も汎用性が高いものなので、5スロ以外なら店内のどこでも「3台並び」があり得ます。
3台並びドリスロの結果と狙い目
並び系のイベントの場合「3台並び」に縛られず、4台並びや5台並びを投入してくるお店があります。
ドリスロの過去開催データでは、95%が3台並びでした。(対象台数1,113台)
また、高設定の並びが何か所に投入されたか数えてみたところ、意外と良い結果が得られました。並びが1か所だけという開催もありましたが、そういったお店は少数派です。
最も多いのは4か所(44%)に高設定が投入されていました。8か所以上が6%ありましたが、大型店舗の例外的な開催と考えてください。台跨ぎやバラエティコーナーにも使われるため狙うのは難しいイベントですが、平均すると3~5か所は3台並びの高設定が入ります。
朝イチから出始めた台の両隣りは高設定の可能性があるので試してみる価値はあるでしょう。
ジャグラー・ハナハナ
ポイントは2つあります。
- ジャグラー限定でない
- 並びではない
アイコンが「光っている」ことから、光って告知するAタイプの機種に高設定が投入されることを示唆しています。ジャグラーシリーズ限定のイベントと思われている方が多いようですが、ハナハナホウオウやハイハイシオサイも対象になっていました。
また、全台系や並び系ではないため、高設定の台は飛び飛びに投入されています。むしろ、このイベントに関しては出ている台の隣は避けた方がよいでしょう。
機種も1つとは限りません。光って告知するタイプの機種であれば複数の機種に2~3台ずつ投入されるケースもあります。他の公イベントよりも多くの台に高設定が投入されますが、ピンポイントで狙うことが難しいイベントです。
ジャグラー・ハナハナの結果と狙い目
お店の規模によってジャグラーシリーズの設置台数に差があるため、”何台”とか”何か所”とはアドバイスすることが難しいのですが一定の傾向は見られました。
今、稼働しているジャグラーシリーズは6号機のアイムジャグラー・マイジャグラー5・ファンキージャグラー2ですが、6号機アイムに高設定が投入されることが多くなっています。一番の狙い目はもちろん6号機アイム。次にマイジャグ5、その次がファンキー2の順です。
ジャグラー限定ではなく、光って告知するタイプの機種が対象なので、その点も忘れてはいけません。ハナハナやシオサイなどを置いているお店なら穴になるかもしれません。
ハナハナやシオサイは「沖スロ」に分類されるため下記のイベントと混同しやすいと思いますが、Aタイプ(ノーマル機)かATタイプかで判断することができます。
- ハナハナやシオサイはAタイプ(ノーマル機)
- 沖ドキやチバリヨはATタイプ
こちらは、あくまで「光って告知するAタイプの機種(ノーマル機)」が対象のイベントなので、ジャグラー以外のAタイプにも目を配りましょう。
メダルの大きさは関係ありません。20パイでも30パイでもどちらでも構いません。沖ドキシリーズやチバリヨシリーズは次のイベントが対象になります。(下記参照)
沖ドキ・チバリヨ
琉球花笠がイベントアイコンになっていることから沖スロを対象としていることを示唆しています。
過去の開催データを見ると、沖ドキとチバリヨに限定されたイベントです。メダルの大きさは25パイでも30パイでも問題ありません。どちらもイベントで使われていました。
沖ドキ・チバリヨの結果と狙い目
沖スロといっても、ハナハナやシオサイシリーズはAタイプ(ノーマル機)で、沖ドキとチバリヨはATタイプといった違いがあります。このイベントは「ATタイプの沖スロが対象」といった条件になっていました。
また、このイベントは、沖ドキとチバリヨのどちらか一方といったことは少なく、両方の機種にバラバラに高設定が投入されやすい傾向があります。
お店によっては、3台並びや6台並びで配置されることもありましたが、飛び飛びで投入されるケースが多くなっています。
ジャグラーシリーズより設置台数も少なくツモれる可能性は高いように思います。
スマスロ・6.5号機
2023年の2月に追加されたスマスロと6.5号機を対象としたイベントです。6.5号機であればスマスロでなくてもOK。メダルを入れるタイプも対象になっていました。全ての6.5号機が対象となるイベントです。
過去の開催データを見ると「設置台数の何%に投入」といった制約はなく、お店の規模にかかわらず10~20台程度に高設定が入っていました。
2~3台の並びで配置されることもありますが、基本的にとびとびで配置されているケースが多くなっていて、しっかりと設定⑥が入っている印象があります。
狙い目はやはりHEY!エリートサラリーマン鏡。どのお店でもエリサラの高設定が使われています。平均すると4~5台は⑤⑥と思われる台があり、3,000~4,000枚ほど出ていました。
中途半端に”ギリギリプラス”のような結果ではなく、8,000Gほど消化するればしっかりと4,000枚が出ていることからドリスロの信頼性は高い印象があります。
その次は甲鉄城のカバネリと革命機ヴァルヴレイヴあたりが続きます。犬夜叉が使われることもありますが、あっても1台か2台程度でした。万枚を狙える機種なのでお店側としても多くは使いたがらないように見えます。
パチンコ
2022年の秋からドリスロにもパチンコのイベントが追加されました。ドリスロのサイトから下記のアイコンが表示されている場合は、パチンコ版も同時開催になっています。
まず、「ボーダー」とは入れた玉数と出た玉数がほぼ同数になる調整です。機種の性能にもよりますが「ボーダー+2」だと、だいたいアルバイトの時給くらいプラスになります。
ドリスロのパチンコイベントは、その「ボーダー+2以上」が店内に「2列以上」投入されます。3列が使われてこともありましたが、ほぼ2列でした。その列も、1機種だけとは限らず、2機種や3機種のように機種をまたいで列を構成することがあり、5機種にまたがっていたこともありました。