今回はGooパチ(グーパチ)の取材イベントと公約について解説します。
また、元パチンコ店員の目線からグーパチジャッジの傾向と狙い方も併せて紹介しています。
- 公約内容は独自に調べたものです。
- 公約はイベント媒体が保証しているものではありません。
- 悪質な店舗では公約を守らないケースがあります。
Gooパチ(グーパチ)の特徴
パチンコ・パチスロ情報サイト「Gooパチ」が企画を行っている取材系のイベントです。
【Gooパチ取材イベントの特徴】
- 取材の結果が公式サイトに公表される
- Twitterでの集客に取り組んでいる
特に取材イベントの結果を細かく公表して、公約が守られているか3段階で評価しています。
この3段階評価が非常に分かりやすく、具体的な回転数や差枚数も確認できます。
公約を守らなかった店舗は名前まで公表されてしまうため、最低評価を下されてしまえば今後の営業に影響するでしょう。
結果を公開しているイベント会社は他にもありますが、グーパチ独自の基準で明確に評価している点は、お客さんにとっても有意義な取材イベントだといえます。
Gooパチジャッジ1stの公約
- 店全体で10割営業以上
- かつ下記6つの公約から3つを選択
Gooパチジャッジ1stの公約は開催する店舗の方針によって守るべき公約内容が変わります。
まず、「10割営業」とはお店側の利益ゼロになるように設定を入れる営業方法です。
「店全体で10割営業以上」ですから、トータルでお客さん側がプラスになるように設定を入れることが一つめの条件になります。
機械割でいえば全ての台の平均が100%以上になります。
また、下記6つの公約からお店が3つを選びます。
- 4台以上設置している1機種以上が全て設定⑤⑥(3台設置機種の場合は2機種以上)
- 4台以上設置している機種に設定⑥を1台以上
- 特定の末尾全台に設定④⑤⑥を均等に配分
- バラエティコーナーが1/4の確率で設定⑥
- Aタイプの平均設定が④以上
- 列かパネルで全⑤⑥(列は3台以上、パネルで4台設置機種以上)
どの公約を選ぶかはお店側の自由です。
ちなみに「特定の末尾」とは、下一桁が同じ台を指します。
例えば、7番台、17番台、27番台のように下一桁が同じ台に設定が入ります。
イベント結果の公表
後日、Gooパチ公式サイトにイベント当日の結果が公開され、デビル・エンジェル・マスターの3段階で評価されます。
【公約を守れなかったらデビル】
お店全体でお客さん側の差枚数がマイナスの場合、デビル(Bad)の評価がついてしまいます。
一部の機種が盛大に出していても、トータルで少しでもお店側に利益が出てしまうと厳しい判定が下されてしまいます。
また、お店側としてはちゃんと公約を守ったとしても、お客さんの来店人数や回転数不足などの理由でBadになるケースもあるようです。
【公約を達成したらエンジェル】
無事にお客さん側の差枚数がプラスになるとエンジェル「Good」の評価になります。
お店の設定担当者は軽くプラスになるように設定を入れてくるケースが多く、ギリギリGoodになっているケースが少なくありません。
【優良店の証 マスター】
3回連続でエンジェルの評価を獲得するとマスター「Excellent」の称号が与えられます。
Excellentが付けられるお店は公約を守る優良店と考えていいでしょう。
Gooパチジャッジ1stの狙い方
私の経験から、グーパチジャッジ1stで選択されやすい公約を予想しました。
まず、この公約は「3台以上」か「4台以上」の条件が含まれますが、3台の機種では2機種に設定を入れなければならないので、多くのお店は4~5台の機種を選びます。
お店側としては自分の首を絞めぬように、公約を大きく上回る設定は入れたがりませんので、10台も20台も設置している機種は選べないのです。
4~5台の機種に設定⑤⑥であれば、お店側の負担が軽いので、この公約は選びやすいといえます。
次に、この公約は島の形状にもよりますが、1列が10台未満だったり、4台しかない機種だったりと条件によっては選びやすい公約です。
店内の形状によっては、先の公約とほぼ同じ内容なのでお店にとって負担が少ないのです。
つまり、選ばれやすい公約は上記の2つで、それ以外の4つの中から1つが選ばれるケースが多くなると予想できるのです。
- ジャグラー・ハナハナシリーズのようなAタイプを大切にしているお店なのか?
- バラエティーコーナーに力を入れているお店なのか?
- 過去に末尾系のイベントで盛り上がったことがあったか?
など、そのお店の傾向が分かっていれば狙い目も見えてくるはずです。
最近になってグーパチジャッジ1stを開催するお店も増えてきました。
グーパチの取材イベントの中では最も熱く、信頼度の高いグーパチジャッジファーストは狙い目のイベントです。
Gooパチジャッジ2ndの公約
- 4台以上設置している1機種以上が全て設定⑤⑥
- 2台以上設置している機種が両台設定⑤⑥
- 6台以上設置している1機種が平均設定④以上
- 特定の末尾全台に設定④⑤⑥
- バラエティコーナーが1/4の確率で設定⑥
- 列かパネルで全⑤⑥(列は3台以上、パネルは4台以上の設置機種)
Gooパチジャッジ2ndは、1stの公約を緩くした内容なので1stよりもお店の負担が軽く、開催されやすい取材イベントです。
上記の5つの中からお店が自由に選ぶことが可能です。
Gooパチジャッジ1stにあった「店全体で10割営業以上」という公約が含まれないため、イベント強度はその分、弱くなってしまいます。
それだけ10割営業というのはお店にとって守るのが難しいハードルになるのです。
グーパチジャッジセカンドは、グーパチジャッジファーストの下位互換であることは間違いありません。
イベント結果の公表
Gooパチジャッジ2ndも後日、Gooパチ公式サイトにイベント当日の結果が公開され、デビル・エンジェル・マスターの3段階で評価されます。
Gooパチジャッジ1stはお店全体のトータルが評価対象でしたが、Gooパチジャッジ2ndは機種ごとの評価になります。
【お客が勝つとマスター】
平均回転数が5,000G以上で一定条件をクリアするとExcellentと表示されます。
おそらくAT・ARTタイプの機種では差枚+2,000枚程度、Aタイプの機種では差枚+1,000枚程度をクリアするとExcellent評価になるようです。
【ほぼトントンだとエンジェル】
- 平均回転数が3,000G以上
- 平均差枚数がプラス
上記の条件をクリアすればGood評価になるようです。
つまり、対象機種のトータルがお客さん側のプラスであれば、Gooパチジャッジ2ndの公約を守れたと判断されるワケです。
【お客が負けるとデビル】
対象機種の平均差枚数がマイナスで閉店を迎えるとBad評価になります。
お客さんにとって最悪、お店にとっても悪い評価なので、どちらにとっても最悪だと言っていいでしょう。
設定を入れる立場としては、ちゃんと公約を守って設定を入れたはずなのに平均差枚数がマイナスになることはあり得るので、事故の可能性もあります。
Gooパチジャッジ2ndの狙い方
私の経験から、Gooパチジャッジ2ndで選択されやすい公約を予想しました。
設置台数や機種構成、設定担当者の嗜好により選択されやすい公約は変わりますので一つの目安として考慮してください。
基本的な考え方はGooパチジャッジ1stと同じで、一番上と一番下の公約がクリアしやすい内容です。
今回はGooパチジャッジ1stの逆で、Gooパチジャッジ2ndでクリアすることが難しい公約を挙げておきましょう。
お店の規模・設置台数にもよりますが、この公約は結構キツイ内容です。
10台に1台はお客さんが勝つことになりますが、Gooパチジャッジ2ndには10割営業という縛りはありません。
できるだけ負担を抑えたいお店側の立場としては⑤⑥は使わず、末尾は全④という選択になると思います。
バラエティーコーナーの設置台数にもよりますが、この公約も結構選びにくい内容です。
設定⑥限定というところがポイントで、4台中1台だけ⑥で他は全①だとしてもリスクが拭えません。
5号機までの機種なら⑥には万枚出されるの可能性があるため、他の3台が全①だとしてもお店のマイナスになるためです。
バラエティーコーナーを狙うなら、設定⑥の機械割が低めの機種が狙い目でしょう。
これは設置台数に左右されますが、6~8台程度の機種が選ばれることは間違いありません。
設定担当者からすると20台あるアイムジャグラーの平均を④にすることはムリではありませんが、半分程度のファンキージャグラーを平均④にする方が楽です。
繰り返しになりますが、Gooパチジャッジ2ndには1stにあった10割営業の縛りがありません。
設定担当者もサラリーマンなので、どうしても最小限の損失で抑えておきたいという心理が働きます。
上記の3公約よりも、もっと緩い「4~5台の⑤⑥」や「短い列に⑤⑥」の方が設定を入れ易くなるのです。
10割営業の縛りがないグーパチジャッジセカンドは、グーパチジャッジファーストの下位互換であるものの、別物として捉えておくべきです。
スタージャッジの公約
(3台以上の設置機種が対象)
スタージャッジはジャンバリのスタレポと同じように、結果を「☆1」~「☆5」の5段階で評価します。
2つのイベントの違うところは、
【スタレポ】
⇒1機種以上が全台設定⑥(4台以上の設置機種が対象)
【スタージャッジ】
⇒2機種以上が全台設定⑥(3台以上の設置機種が対象)
設定⑥の最小台数はスタージャッジの方が多くなります。
過去の開催データを見るとスタージャッジの狙い目が見えてきます。
- 本命:3台機種
- 対抗:4台~6台機種
- 単穴:2台機種
- 大穴:10台以上機種
「3台以上」が公約になっているので、ピッタリ3台の機種に設定⑥を入れる傾向が強く表れていました。
また、「2機種以上」という公約ですが、過去にスタージャッジを開催した店舗では4~5機種に高設定を入れています。
おそらく、設定⑥の機種をお客さんが迷ってくれて他の機種もたくさん回してくれることを狙っていると思われます。
ちなみに、2台しか設置していない機種にも高設定を入れるケースが多く見受けられました。
しかも、2台ともプラス収支のケースが多く、隠し公約のように感じましたので2台しかない機種も候補から排除しないようにしましょう。
それと、ジャグラーシリーズは台数が多いお店が多いためスタージャッジの候補にはなりません。
このような感じで狙いどころを絞ってみると立ち回りやすいと思います。
ジャッジセカンドスターverの公約
(3台以上の設置機種が対象)
開催する地域が違うだけでスタージャッジと公約は同じです。
スタージャッジは関東、ジャッジセカンドスターは関西で開催されるようです。
この上にスタージャッジの解説を書いていますので参考にしてください。
エンジェルジャッジの公約(ルナ来店)
- 設定④⑤⑥を4機種以上(2台以上の機種が対象)
- 1/2の確率で設定⑤⑥を1機種以上(8台以上の機種が対象)
グーパチエンジェルのルナが来店する取材イベントです。
一番目の公約は「設定⑤⑥を4機種以上(3台以上の機種が対象)」が元々の公約ですが、実際には2台しか設置していない機種が対象になっています。
また、一応プラスだけど、結果を見ると設定④らしさも感じたので、上記の公約は実情に合わせて掲載しました。
公約はやや緩めの印象で、イベント結果も公表はされていますが詳細さに欠け、グーパチの本気度は感じません。
ぱちジャッジの公約(ルナ来店)
- 2BOX+1列が強め
- バラバラの5列以上が強め
- 1BOX以上と3機種以上が強め
ぱちジャッジはパチンコ専門の公約で、上記の3つからお店側が一つを選択するイベントです。
取材イベントのアイコンが示している通り、ぱちジャッジにもエンジェルのルナが来店します。
また、グーパチライターのシーナ。さんや、おゆんさんも同行することがあり熱さがアップします。
一番上と二番目の公約はどちらも5列ですが、入口近くの列やメイン機種を含む列が選ばれる傾向があります。
三番目の機種ごとが対象になるケースでは主に3~5台設置している機種が選ばれやすくなっています。
設定付き機種なら設定⑤⑥が入ります。