今回はスロットの「期待値の計算」についてです。
『そそも期待値って何?』
『普段打っている機種の期待値はどうやって計算するの?』
など初心者向けに分かりやすさを重視して説明します。
スロットの期待値は2種類
スロットにおける期待値とは「台を打った場合にどれくらい勝てるのか?もしくは負けるのか?」を数値化したものになります。
打つ前からある程度、結果の予測をすることができる訳です。
この期待値を知っていると『今日もし設定⑥を掴んだら…』とポジティブな想像が色々と働きます笑
スロットの期待値は主に2種類あります。
①設定から算出する期待値
②天井から算出する期待値
期待値は「差枚数」もしくは「金額」のどちらかで表現されます。
「金額」で表現される場合は交換率により数値が変化しますので、まずは「差枚数」で表現する期待値から説明します。
●設定①で打った場合はどれくらいのマイナス差枚数で負けるのか?
●設定⑥で打った場合はどれくらいのプラス差枚数で勝てるのか?
など具体的な例を用いて説明します。設定①で打った場合の負ける期待値という表現もなんか変な感じがしますが…細かいことは気にせずいきましょう!
設定(機械割)から期待値を計算する方法
下記は「マイジャグラーⅣ」の設定毎の機械割です。
設定 | 機械割 |
① | 95.7% |
② | 97.9% |
③ | 99.9% |
④ | 102.8% |
⑤ | 105.3% |
⑥ | 109.4% |
期待値の計算は
【メダルのIN枚数×機械割-メダルのIN枚数】で算出できます。
機械割とはメダルのIN枚数(投入枚数)にたいして何%の払い出しがあるかというものを表したもの。出玉率、PAYOUT率などともいわれます。
※ちなみに機械割が良くわからない、もっと知りたいという人はコチラの記事を読んでください
ユーザーが期待値を計算するときはまず【IN枚数】を算出します。
【IN枚数】とは機械に投入したメダルの枚数の総合計です。
計算方法は簡単です。
スロットは1ゲーム消化するのに3枚のメダルを消費します。
8,000ゲーム消化した場合のIN枚数は8,000(ゲーム)×3(枚)=24,000(枚)
ユーザーはいちいち投入した枚数なんて分かりませんので何ゲーム消化したか、もしくは何ゲーム消化する予定なのかが分かれば計算できます。
●マイジャグラーⅣの設定①を8,000ゲーム消化した場合の期待値
24,000(枚)×95.7(%)-24,000(枚)=-1,032(枚)
●マイジャグラーⅣの設定⑥を8,000ゲーム消化した場合期待値
24,000(枚)×109.4(%)-24,000枚=+2,256(枚)
ここでは設定①と設定⑥を例にして計算してみました。期待値は消化ゲーム数と機械割から計算できるということが理解できたと思います。
機械割が100%未満なら打てば打つほどマイナスになり、機械割が100%以上ならプラスが増えていきます。
期待値というのは何ゲーム消化した(する)かで変化します。
一般的に機械割は設定③が100%前後で設定④以上になると100%以上の機種がほとんどです。
設定④以上であれば一応は高設定だという認識ですが…狙うなら設定⑤以上で多くのゲーム数を消化したほうが得です。
この機械割から期待値を計算する方法はジャグラーだけでなく、ミリオンゴッドだろうがバジリスク絆であっても全ての機種において有効なので覚えておいて損はないです。
期待値を金額にしてみる
次に期待値を金額にしてみます。
「マイジャグラーⅣ」の設定⑥を8,000ゲーム消化した場合の期待値です。
交換率 | 消化ゲーム数 | 期待値 |
等価交換 | 8,000 | +45,000円 |
6枚交換 | 8,000 | +37,500円 |
7枚交換 | 8,000 | +32,000円 |
ゲーム数は同じ8,000ゲームを消化しても期待値は交換率によって大きく変化します。同じ設定を打つなら等価交換の方が有利なのは当然ですね。
天井の期待値
天井期待値はスマホやパソコンで【機種名 天井期待値】で検索すれば、すぐに分かりますのであえて計算する必要はありません。
例えば【押忍!番長3 天井期待値】を調べてみます。
そうすると下の表のようなものを掲載してくれているサイトがいくつか出てきます。
【押忍!番長3】の天井期待値
開始ゲーム数 期待値 0G~ -728円 100G~ -664円 200G~ -528円 300G~ -358円 400G~ -144円 500G~ +125円 600G~ +462円 700G~ +887円 800G~ +1420円 900G~ +2091円 1000G~ +2933円 1100G~ +3992円 1200G~ +5332円 1300G~ +6993円 1400G~ +9093円 【2-9伝説】さんの記事を引用させていただいております
表は何ゲームから打ち始めればいくら勝てるかの期待値を表したものです。
「押忍!番長3」の場合は500ゲームを超えたあたりで打つと理論上プラスになる計算です。
非常に便利ですね。天井狙いの人はこのような期待値を参考にして立ち回っています。
但し天井狙いといっても運よく期待値の高いゲーム数の台が、空いていることは少ないので天井狙いの立ち回りはちょっとした根気が必要なことを補足しておきます。
まとめ
今回のポイントです。
●期待値とは台を打った場合の勝ち額(枚数)を数値化したもの
●設定狙いの期待値計算は【メダルのIN枚数×機械割-メダルのIN枚数】で算出
●天井期待値は打ち始めるゲーム数を判断する材料
注意点になりますが期待値は「平均的」なものです。「期待値が高い」からと言って必ず勝てるというわけではありません。逆に期待値が低いから必ず負けるということでもないです。
設定①で絶対に勝てなければ誰もスロットは打たなくなりますし、出玉の波があるからこそスロットの楽しさでもあります
そのことさえ理解できれば期待値はとても便利で重要な知識かと思います。