皆さんは4号機時代に行われていたイベントって知っていますか?
現在のように規制が厳しい状況ではなかった頃、パチンコ店では今では考えられないイベントが毎日当たり前のように行われていました。
そんな昔を思い出しながら今回は「4号機時代のスロットイベント」第2回目になります。
4号機時代からのユーザーは懐かしさを感じていただければと思います。
メールで高設定を教えてくれる
最近はパチンコ店もLINE配信に切り替わりつつありますがメール配信を行っているパチンコ店もまだまだ多いと思います。
4号機時代もガラケーではありましたがメール配信は行われていて、パチンコ店側からすると結構重要な集客ツールだったんですよね。
実際にどんな内容が送られていたかというと
●本日の〇〇コーナーは1/2の確率で設定④⑤⑥!
●本日の〇〇コーナーは全台設定④以上!(設定⑥があるかは謎)
など機種の激アツ度を示すものや
●〇〇〇番台と〇〇〇番台は設定⑤⑥確定!
など台番を直撃してくれる内容までありました。
このメール配信は何時頃に行われるかというと、営業前日や当日に教えてくれる場合もたまにありましたが、それだと最初から答えを全部教えているのと変わらないので、夕方から夜にかけての店が大半でした。
店内でスロットを打ってる時にメールが配信されると、お客がその機種にダッシュして台の確保をしにいっていた光景を思いだします。
ちなみに設定発表の内容が本当かガセなのかは…店によりました。
信頼度が低い店は、ガセも多数存在していたのが事実ですね笑
ただし現在のパチンコ店から送られてくるLINEやメールの内容は「新台入替」や「リニューアルオープン」
など似たような内容になってしまいがちで、頭を悩ませている店長も多いはずです。
そういった意味で昔はメール内容を自由に考え集客できたことは大きかったと思います。
店内で設定発表イベント
店内で台の上方向にアピール札を取り付け設定を教えてくれます。
アピール札はかなり露骨…というかそのまんまです。
「設定⑤⑥確定!」
シンプルすぎる方法で設定発表をしてくれます。これも基本は夕方から夜にかけての時間帯に行われることが多かったです。
他には
●設定①or③or⑤(奇数)
●設定②or④or⑥(偶数)
●設定④以上
たくさん種類がありました。しかしこの設定発表も店によっては怪しいもので、明らかに偶然出た台にアピール札を取り付けている店も見かけました。
設定⑥が判別しやすい台なのに⑥確定のアピール札を取り付けてしまうなど(例えば4号機カイジで256ゲーム抜けが連続して起こるとか…南国育ちで3連しないとか)
明らかに台のと特性を分かっていないパチンコ店もありましたね笑
更にアピール札の中にはもっと特殊なものがありました。
「前日より設定UP!」
「前日の据え置き!」
比較的この系統は開店から取り付けてある店が多かったですね。
朝から設定⑥確定
先ほどの設定発表と内容は同じですが、開店から「設定⑥確定」のアピール札が取り付けられている店が存在しました。
平均すると1台~2台、開店時から設定⑥確定の台があり朝の抽選は争いです。輩たちはヒキ子を雇い数で勝負してくるので、ピンで稼働している人たちには少しきつかったようです。
そして抽選で1番か2番を引けなければ他の店へ行く人が目立っていたので、店側としてのメリットがあまり無かったのでは?と今では思います。
MAXローテーションイベント
何かの機種全台に必ず設定⑥が期間中に1回入るというイベントです。
少し内容が分かりにくいので現代風にアレンジして説明します。
「押忍!番長3」MAXローテーション開催!
(期間は6月1日~6月10日!)
この場合、仮に「押忍!番長3」が1番台~10番台に設置。合計10台の設置だったとします。
そして6月1日~6月10日までの10日間の間に、全ての台番に設定⑥が最低1回は入るという訳です。
今日は何番台に設定⑥が入っていたのか答え合わせをしてくれる店と、そうでない店があったので、後者の場合は自分で予想をしながら立ち回ります。
そして最終日が近くなると、設定⑥がまだ1度も入ってないと思われる台番が絞られてくるので激アツです。
「今日は1番台に設定⑥が入るはず!」など毎日消去法で候補台が絞られていく楽しみがあったので個人的に好きなイベントでした。
サメ・エビ・アンコウ
設定⑥、設定⑤など直接的に表現し射幸心を煽っているとして、警察からパチンコ店に注意、指導が入った時期がありました。
そういった背景からパチンコの「海物語」図柄のキャラクターがスロットイベントで多く使われ隠語のような表現に…
●アンコウ 設定⑥
●エビ 設定⑤
●サメ 設定④
結局『前と同じじゃん!』というレベルです。数字が海の生物に変化しただけです。
設定⑤⑥のことをエビアン(エビとアンコウ)と呼ぶのも特徴的でした。
レディースデー
●毎週木曜日はレディースデー
●1の付く日はレディースデー
などパチンコ店が女性客数の比率を上げようとしていた取り組みのひとつです。
レディース専用台やレディース専用機種もありましたが高設定が入ってるかは謎で本当にバラバラです。
単なるイメージ戦略的な店もありましたので、それほど多くのパチンコ店がやっていた訳ではありませんでした。
まとめ
こうやって自分で記事を書いていて思いましたが、とんでもない内容のものばかりが普通に行われていたのが不思議なくらいです。
4号機時代のユーザーはこの中に懐かしいものがありましたか?
知らない人も「へぇーこんなのあったんだ」と少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです!
もし今回の記事が気に入ってくらたら第一回目のコチラも読んでください!
今回紹介しきれていないイベントもまだあるので次回また記事にします。